子どもロコモとは?今、起きている子どもロコモとは?
子どもロコモとは何か、原因・チェック方法・保育園や認定こども園でできる対応を理学療法士が解説。
遊びを通じた運動機能支援の実践ポイントを紹介。
子どもロコモとは?
近年、保育園・認定こども園の現場では、
「転びやすい」「姿勢が安定しない」「動きがぎこちない」といった子どもの様子に違和感を覚える場面が増えています。
これらは、単なる発達の個人差ではなく、
子どもロコモ(子どものロコモティブシンドローム)の初期サインである可能性があります。
子どもロコモとは、病気ではなく
成長期に身につくべき運動機能の土台が十分に育っていない状態を指します。
保育現場で早期に気づき、日常保育の中で支えることが重要です。
ストップザロコモ協議会もホームページ内で問題提起されています。
スマホ時代の新たな健康リスク「こどもロコモ」とは?片足立ちができない子どもたちの運動機能低下を防ぐ体操と5つのセルフチェック
2025年10月13日付の記事も子どもロコモについて特集されています
なぜ今、保育園・認定こども園で子どもロコモが注目されているのか
保育園・認定こども園における子どもロコモ体操の考え方
保育園・認定こども園で取り組む子どもロコモ体操は、
「体操をさせる」ことが目的ではありません。
私が大切に思っているのは、
遊びの中で、自然に必要な動きが引き出されているかです。
例えば
- 床で支える遊び
- 動物の動きをまねる遊び
- くぐる・転がる・跳ぶといった全身運動
これらは、
- 姿勢を保つ力
- バランスを取る力
- 身体をコントロールする力
を同時に育てる、保育現場に適した子どもロコモ体操です。
特別な器具や時間を増やさず、
いつもの遊びを少し意識するだけで実践可能なのが特徴ですです。
子どもロコモを放置すると起こりやすい影響
保育現場で増えている子どもロコモの原因
保育園・認定こども園における子どもロコモの背景には、
生活環境の変化があります。
主な原因として、以下が挙げられます。
- 外遊びの時間が以前より減っている (夏場暑くて外遊びができない等)
- 安全面を優先し、動きが制限されやすい
- 床でじっくり遊ぶ機会が少ない
- 動作が単調になりやすい生活環境
その結果
- 支持力
- バランス能力
- 協調的な動き
が育ちにくくなっています。
これは保育の質の問題ではなく、
社会環境全体の変化によるものです。コモにつながります。
保育士が気づける子どもロコモチェック
子どもロコモは、医療的な検査を行わなくても、
保育中の何気ない場面から気づくことができます。
以下は、保育園・認定こども園でよく見られるチェックポイントです。
- 床に座るとすぐに姿勢が崩れる
- 走ると転びやすい
- 立ち上がる際に手をつくことが多い
- 遊びの中で疲れやすい様子がある
- 動きを嫌がる・消極的になる
複数当てはまる場合は、
子どもロコモのサインとして捉え、関わり方を見直すことが大切です。
理学療法士が保育園・認定こども園に関わる意味
子どもロコモへの対応は、
「医療につなぐ」前にできることが多くあります。
理学療法士が関わることで
- 動きの見方が明確になる
- 遊びの意味が言語化できる
- 保育士同士で共有しやすくなる
結果として
園全体の保育の質向上につながります。
よくある質問(保育園・認定こども園から)
Q. 子どもロコモと発達障害の違いは何ですか?
A. 子どもロコモは病名ではなく、成長過程で身につく運動機能の土台が十分に育っていない状態を指します。発達障害とは異なり、遊びや生活環境の工夫によって改善が期待できる点が特徴です。
Q. 何歳から気をつければよいですか?
A. 3歳頃から、立つ・走る・跳ぶなどの基本動作が安定してくるため、違和感に気づきやすくなります。特別な評価ではなく、日常保育の中での観察が重要です。
Q. 保護者にはどのように説明すればよいですか?
A. 「できない」「遅れている」と伝えるのではなく、「今はこの力を育てている途中」と成長の視点で説明することが大切です。遊びを通じた支援で十分対応できることを共有すると安心につながります。
まとめ|子どもロコモへの対応は「保育を深める取り組み」
保育園・認定こども園における子どもロコモへの対応は、
特別な支援ではなく、日常保育を見直す視点です。
- 子どもの動きをどう見るか
- 遊びにどんな意味があるか
- 成長をどう支えるか
これらを整理することで、
「気づける保育」「語れる保育」が実現します。
ストップザロコモ協議会もホームページ内で問題提起されています。
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保育園・認定こども園の子どもロコモ対応についてご相談ください
子どもロコモへの対応は、
特別な訓練や医療的な介入を行う前に、
日常の保育の中でできることが多くあります。
当サービスでは、理学療法士が保育現場に入り、
- 子どもの動きの見方
- 遊びの意味の整理
- 保育に無理なく落とし込める支援方法
を、園の方針や保育環境に合わせて具体的にご提案しています。
「この関わり方でいいのか確認したい」
「保護者への説明に自信を持ちたい」
「園全体で共通認識を持ちたい」
そのような段階でのご相談も歓迎です。
まずはお気軽にお問い合わせください。
