産業理学療法士が伝える転倒・腰痛予防の極意高年齢労働者の労働災害防止
先日、JA関連企業の皆様のもとへ伺い、高年齢労働者の労働災害防止をテーマにしたセミナーを開催してきました!
今日はその活動報告をさせていただきます。
今回の現場は、平均年齢が68歳。正直なところ、身体機能の低下(フレイル)が見受けられる方も少なくありませんでした。
しかし、皆様が地域のためにと精一杯、元気に働かれている姿には本当に頭が下がる思いです。
そんな「現場の宝」である皆様を守るため、今、私たちが取り組むべき対策について熱くお話ししてきました!
2026年4月、法改正で「努力義務化」が始まります
ご存知の方も多いかもしれませんが、2026年4月から改正労働安全衛生法が施行され、60歳以上の高年齢労働者の労働災害防止措置がすべての事業者に努力義務化されます。
高年齢層の労災は、若年層に比べて発生率が高く、特に女性では転倒による骨折リスクが20代の約19倍というデータもあります。
これからの経営において、転倒予防や腰痛予防は避けて通れない課題です。
ほんの少しの「気づき」が、20年の悩みを変える
セミナーでは、私がこれまでの活動で経験した2つのエピソードをお話ししました。
- 「20年来の腰痛が、座布団一枚で?」 ある方は、長年重い腰痛に悩み、仕事も休みがちでした。しかし、職場の椅子の座布団を「振動を抑えるもの」に変え、少しだけ体の動かし方を見直しただけで、痛みの数値(NRS)が8から1へと劇的に改善。再び生き生きと現場に復帰されました。
- マニュアルハンドリング:押し方、引き方の動き方、物の持ち方、などマニュアルハンドリングの指導を行いました。
セミナー後のアンケート結果:満足度94%!
今回のJA様のセミナー後、35名の参加者の皆様からアンケートをいただきました。
- 総合満足度:「満足・非常に満足」が94%!
- 実践意欲:「学んだことを実践したい」という方が94%!
特に「腰や足の動かし方」「作業時の姿勢」について「すぐに役立つ!」と多くの声をいただきました。 「自分の体は自分で守る」という意識が芽生えた瞬間を目の当たりにし、私も胸が熱くなりました。
アンケートでいただいた声(一部抜粋)
「腰への負担を減らす具体的な方法がわかって、明日からの仕事が楽しみになった」
「転倒が怖いと思っていたが、どこに気をつければいいか明確になった」
課題解決のために:継続的なサポートのご提案
一度のセミナーで意識は変わりますが、高年齢労働者の転倒災害防止や腰痛災害防止を確実に定着させるには、継続的なアプローチが欠かせません。
平均年齢が高い現場だからこそ、現場に即した「環境改善」と、一人ひとりの「身体機能維持」の両輪が必要です。私は、単なる講師ではなく、皆様の職場の「伴走者」として、以下のサポートも行っています。
- 定期的な体力測定と個別運動指導(KOKENアプリ活用)
- 現場の環境リスク評価・改善アドバイス
- 国家資格者による職場ストレッチ・相談会
最後に
「生涯現役」で働ける職場を作ることは、労働者本人の幸せだけでなく、企業の持続可能性にも直結します。 高年齢労働者の労働災害防止でお困りのご担当者様、まずはざっくばらんにお悩みを聞かせてください。一緒に、誰もが安心して働ける現場を作っていきましょう!
高年齢労働者の労働災害防止の指針はこちら!
